社会鍼灸学研究会
時々この研究会には、参加している。鍼灸を取り巻く社会情勢を知るには、なかなか素晴らしい研究会で、このような発表が聞けることは大変有り難い。
今回は、来年度から行われる鍼灸学校のカリキュラム改正と、健康保険問題が大きくテーマとなっていた。
鍼灸学校を含めて、専門学校・大学など、単位制となり、時間数ではなくなり、そこには、問題もあるとか、中には、かなり時間数を減らしている学校もある話も出た。
まぁ、私に取っては、既に学校は終わって、免許は持っているので特に関係ない話ではある訳だが、無関心でいる訳にも行かない問題だ。
健康保険
なぜか突然、健康保険の受領委任払い、つまりは、現物給付が浮上してきている。
鍼灸の保険問題となると、どうしても避けて通れないのが医師による同意書であるが、これはまだまだ、解決できないようである。しかし、受領委任払いが滞りなくスムーズに行えるようになれば、それはそれで、大きな進歩といっていいだろう。
やはりどうしても、医療費というのは重要な問題で、いくら、鍼灸が効くといっても、高額であれば、なかなか来院しにくいのも事実。
現在は、療養費といって、一度、全額を支払って貰い、後から、保険者にその差額分を返金して貰うという形になっている。審査する側も大変だろうが、治療を受ける側も大変だ。
制度というのは、使いやすくすることも重要だが、悪用する人のことも考えないとならないので、ここが面倒な書類作成につながってしまっていると思う。
昨今は、「個人情報保護とやらで、書類を書く場面がかなり増えている。それだけ書類を書いて、本当に保護されているのだろうか、大変疑問だ。
社会生活をするには、個人情報を晒さないことは正直、不可能ではないかと思っているが、みなさんはどのように考えているのでしょう?
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